とあるSEの鬱病体験

SE会社に勤めるhunakohuの鬱病と診断されてからの体験記

リハビリ出勤と部署異動

 

リハビリ出勤

10月2日よりリハビリ出勤を始めて2週間が経ちました。

リハビリ出勤は20日迄ですので、今週が最後の週になります。

主に午前中に会社に行き、午後は家で過ごす事が多いです。会社では自席でPCを開き、自己学習をしているような感じです。

2週間を過ごしてみて疲れがあるのが正直な感想です。以前も2週に1度、気分が落込む事がありましたが、今回も相当疲れて、月曜日にリハビリ出勤を休憩しました。

ただ、今後は2週に1度の調子の波との付き合い方を考えていかないといけません。

 

部署異動

来週から本格的に職場復帰ですが、フラッシュバックで鬱に陥った職場に復帰することに抵抗があります。

その折に、部署異動の話を2件もいただきました。

このタイミングでの異動が適切なものかどうかわかりませんが、今の部署を離れる事ができるのなら、チャンスは掴みたいと思っています。

全く違う分野・業種にチャレンジする事になるので心的な負担が心配ですが、部署移動については希望していた事ですので踏ん張りたいと思っています。

 

今回以上です。

次回は調子の波との付き合い方とリハビリ出勤を終えての感想を書きたいと思います。

フラッシュバックに陥りやすい状況

 

フラッシュバックについて

私は過去に長時間残業で休職したことがあり、その時の体験をフラッシュバックし、自分を追い込んでしまい、2度目(今回)の休職を経験しました。

今回はフラッシュバックへの耐性、予防のため2つの観点から私が鬱に陥りやすい状態・状況をまとめてみたいと思います。

 

自分の身に起きる予兆・症状

一番早く症状として出たのは早朝覚醒でした。朝早く目が覚めてしまい、仕事の事を考えて眠れなくなる事が多々ありました。早朝覚醒の次に全身の倦怠感が症状として現れて、めまいが出る頃には会社に行く事が辛くなっていました。

特に早朝覚醒は目が覚めると昔の長時間残業で追込まれた事を思い出してしまい、今回も同じ様な事にならないかと、自分を追い込んでいました。

 

周りの状況

1度目と2度目の休職ともプロジェクトの末期と年度末が重なる時期に経験しています。

2度目の休職の際は残業も普通の状態でしたが、同じ時期に辛い経験をした事を思い出す傾向があり、時期が関係しているのかなと思います。

また、プロジェクトの末期に上手くいかない事があると、過去の事を思い出してしまう傾向がありました。このためプロジェクトの状況も関係していると思います。

 

 

私がフラッシュバックで鬱に陥りやすい状況はプロジェクトの末期と年度末が重なる時、そしてプロジェクト運営が上手くいっていない時でした。

その時に早朝覚醒でフラッシュバックに陥り、自らを追い込んでいたのだと思います。

 

 

最後に来週から復職に向けてのリハビリ期間が始まるのですが、上記のフラッシュバックが起こる状態と状況を肝に命じて、復職に向けて取り組みたいと思っています。

 

 

復職に向けて

 

図書館通い

産業医のアドバイスもあり、午前中を図書館で過ごしてみました。

本当は終日図書館で過ごしてストレス耐性を上げた方が良いとのアドバイスでしたが、さすがに終日は辛いので午前中だけにしています。無理して終日いるより、今はマイペースでいこうと考えています。

復職の前にリハビリ期間があるのですが、リハビリ期間に向けて徐々に体を慣らしていきたいです。

 

朝が辛い

休職当初は朝起きれていたのですが、休み始めると生活リズムが崩れてしまい、朝が起きれなくなってしまいました。

今は生活リズムを徐々に戻すように心懸けています。私は午前中に図書館や外出の予定を作って、起きるようにしています。

また、午前中が辛いことが多いため睡眠薬の減薬に取組んでいます。マイスリーを常用していましたが、主治医と相談して少しずつ量を減らしています。

 

 フラッシュバックへの耐性

復職するにあたり、十分に休めましたのでリフレッシュはできました。

問題はフラッシュバックで休職をしてしまった事です。復職すればどうしても同じようにフラッシュバックを感じる場面に遭遇する可能性があるため、対策を考えています。

・自分の身に起きる予兆となる症状を記録しておく事。

・フラッシュバックが起きるときの周りの状況を整理しておく事。

以上2点を対策として考えておきたいと思っています。

 

今回は以上です。

 

復職支援について

 

前回のブログで書いた職場復帰支援について、説明会に参加してきました。

結論として主治医と相談の結果、私は受けないことにしましたが、
参考になればと思い、内容を書いておきたいと思います。

 

復職支援


職場復帰支援ですが、厳密には
障害者職業センターが行なっている「復職支援」というものでした。

支援内容にはコーディネイト期間リワーク支援の2つがあり、それぞれ2.5ヶ月と2ヶ月が標準とのことです。

私にとってネックだったのが上記期間で、少し長いかなと感じました。

復職支援は会社につき1名が原則で、無償で支援を受けることができます。

 

コーディネイト期間

コーディネイト期間で職業センターへの通所計画を立て、復職に向けた計画を策定します。
この段階で、主治医と職業センター、会社と職業センターで3者面談を実施し、策定した計画の合意をとるそうです。

 

リワーク支援

リワーク支援期間ではコーディネイト期間で策定した計画の通りに職業センターへ通所し、復職の準備を進めます。
ここで、ストレスマネジメントや病気への向き合い方を学習していきます。

 

支援を受けるには


復職支援を受けるには主治医と会社の合意が必要で、支援を受けたいと思っても最短で次月にしか開始できないのが難しいところでした。
(主治医の合意は口頭で良いのですが、会社の合意は専用フォーマットが用意されているので記入して貰うまでのタイムラグがあります。)

都道府県によって若干の違いはありますが、概ね支援内容は同じようなものとのことでした。

 


今回、冒頭でも書いた通り産業医が勧めた復職支援を受けない方向で、復職へ進もうとしています。
この決断が復職にあたり良いものになるように頑張っていきたいと思います。

今回は以上です。

2度目の休職と現在

フラッシュバック

同じ職場に復帰して一番辛かったのがフラッシュバックです。

些細な事なのですが、1度目の休職と同じ状況に追い込まれないか、不安でした。

この頃は早朝覚醒、めまい、全身の倦怠感が特に酷く、2週間に1度は会社をお休みしていました。

フラッシュバックなのですが、月に200時間残業する状況になる事は中々ないと思います。しかし、プロジェクトが順調でも、同じ状況になったらどうしようという思いが私の中にずっとあり、自分を追い込んでしまいました。

 

2度目の休職

体調不良の波が1週に1度になり、2度目の休職を取ることになりました。

この時は働きすぎではなく、1度目の休職の影響によるフラッシュバックが主な原因でした。最初の休職でもっと心と体を休めておけばよかったと後悔しました。

 

現在の私

2度目の休職から半年ほど経ちますが、未だに職場復帰できず闘病中です。

まず、同じ職場から離れたい意思を会社には伝えています。これは1回目の復帰時点で話をすべきでしたが、フラッシュバックがここまで辛いとは考えてもいませんでした。

次に、病気と向き合う生活をしています。私の場合、抑うつ状態から不安障害、躁鬱との診断を受けました。

体調の記録も大事ですが、日々の体調で一喜一憂せず、落ちる日もあるし上がる日もあると思い過ごしています。

最後に、産業医の勧めですが、復帰に向けて職場復帰支援を受けようかと悩んでいます。

復帰支援を受けると復帰が先延ばしになるため、会社に戻れるか不安です。一方で病気への理解は進むと思います。

この辺りは来週に説明を受けてきますので、次回書きたいと思います。

 

今回は以上です。

 

 

 

 

 

 

 

復帰と体調不良の繰返し

 

仕事へ復帰

3ヶ月の休職の後に同じ職場に復帰しました。

休職中は産業医のアドバイスもあり、復帰に向けて日々の行動記録と調子の波を記録していました。

順調に復帰できたと思っていたのですが、そうではありませんでした。

 

体調不良の繰返し

復帰して程なく、2週間に1度は腹痛、頭痛、全身の倦怠感で会社を休むようになってしまいました。

特に、前回休職した経緯を思い出してしまうフラッシュバックのような感覚で会社が怖いと思う日もありました。

今思えば、休職中に復帰を焦り産業医のアドバイスに従うだけではなく、もう少し自身の病気と向き合うべきだったと思います。

 

ただ、体調には大きく波があり、良い時には仕事は順調にこなす事が出来ていました。

何時かは体調不良の波から抜け出せると思い、周囲に迷惑をかけつつですが仕事を続けていました。

 

今回は以上です。

 

次回は2回目の休職に至った経緯を書こうと思います。

 

抑鬱状態と診断されるまで

SE会社で働いている私は鬱病で2回の休職を経験しています。

1回目と2回目ともに同じ職場で診断を受けました。

今回は1回目の鬱と診断されるまでの経緯について紹介したいと思います。

2014年1月〜2月

年度末の慌しさと担当プロジェクトの炎上が重なり、

月に200時間を超える残業をしていました(もちろん違法です)。

休日なしでほぼ早朝の4時や5時まで働いて、8時まで仮眠をとるような生活です。

2014年3月

それまでの無理がたたり、徐々に症状が出てきました。

腰の痛み、動悸が激しくなる、朝が辛くなる。

特に、夜間に動悸が激しくなることが多く、このまま死ぬんじゃないかと思ったくらい、心臓が悲鳴をあげていました。

上司とも相談しましたが、負荷を下げることに留まりました。(実際、負荷はさほど下がりませんでした。)

その上、月別残業上限のオーバーにより、休日出社分の代休を取得し、実際は働くことを強要されました。

私の心は更に壊れていきました。

心療内科を受診

その頃も休日出勤は当たり前でしたが、いよいよ出社できなくなりました。

妻の働きかけで心療内科医を受診したところ、抑鬱状態でドクターストップが出ました。

休職に際しては色々な人に謝りまくった気がします。

 

ですが、今思えばこの時、休職になって本当に良かった。

嫁よありがとう。

 

しかし、ここから私と鬱病の長いお付き合いが始まるのです。

 

今回は以上です。

 

次回は休職からの復帰と改善されない症状について書こうと思います。